MS-DOS上のEXEファイル あるいはCOMファイルに対する逆アセンブラ
SDASMは、MSDOS上のEXEファイル あるいはCOMファイルに対する
逆アセンブラです。 ’スーパーディスアセンブラ’または ’エスディアセム’と
呼んで下さい。
Ver2.0では、単一セグメント内での逆アセンブルでしたが、今回でのバージョ
ンアップでセグメントを跨ぐ命令(FAR JMP 等)にも対応しました。分岐先
解析困難の部分が少なくなって、より強力になったはずです。
また、前回まではNEC9801のグラフィックRAM領域をワークエリアとして
使用していたため、マシンに依存する部分がありましたが、今回それを避けた為、
より広く利用可能となっております。(? 未確認)
SDASMと通常のアセンブラとの違いは、SDASMが自動的にプログラムの流
れを調べて逆アセンブルする事にあります。ジャンプやコール命令によって、プログ
ラムが不連続なアドレス配置となっても、逆アセンブルリストが出力可能です。もち
ろんラベル付きです。
従って、プログラム全体の領域が不明の時の逆アセンブリとか、プログラムが複雑
になって、不要なルーチンを見つけるのが困難になった時などに、本ツールが威力を
発揮します。 ただしプログラムの流れの中で、分岐先を決定するのが困難な場合
(JMP [BX] 等)の場合には、そこから先の逆アセンブリは不能ですので了
承願います。