3mode FDD switch for SMC37C665/666
SMC製の37C665GT/665IR/666GT/666IR/669 super I/O chip, 67x/68x Enhanced super I/O chip, 93x/957 Ultra I/O chipはIDE I/F,FDC,COM,LPTなどいろいろな機能を持っておりAT互換機のマザーボードやI/Oカードに良く使われています。
これらのchipにはFDD I/Fの2pin(DENSEL)をLowもしくはHighに固定する機能がありsmcdselはこれを利用してTEACのFD235HGなどの3mode Floppyの1.2/1.44mode切り替えをソフトで行うものです。
Smcdselは当初665,666のみのサポートで66xdselという名前でした。これはTowns Application Card(TAC)というAT互換機上で富士通のFM-Townsのアプリケーションを動かすハードウェアのために作成されたものです。TACはその性格上切実に1.2MBモードを必要とするのですが付属のソフトウェアがIBM以外の3 mode floppyをサポートしていなかったのでこれが出来るまではDENSEL信号を引き出してスイッチで切り替えていたものです。
作成後、しばらくは3 modeのドライバを備えていないOSで使えるということで便利に使っていましたが現在ではドライバも整備され、どのドライバを使えば良いかを判断するためにchipの判定用に使う場合がほとんどです。もういじることは無いだろうと思っていたのですが今回、smchsmodとソースを一本化しサポートチップも増えたのでsmcdselと改名しました。