擬似UMBドライバ
EPSONからも、MS−DOS5.0が発売され、早々に購入して使って
いましたが、製品に付属のEMM386.EXEは、仮想86モードを使っており、拡張
メモリにウエイトが挿入されている PC-386noteA(以下"のてA"と略)では、
思った以上に遅くなってしまいました。そこで、ハードウエアEMSドライバ
(IOS-10mini)を使っていましたが、DOS5対応でないため、UMBを通常
のDEVICEHIGHで使えないなどの問題がありました。
また、windowsもdosshellも使っていないためGVRAMが
使われないままになっており、もったいないとも感じていました。
そうこうしているうちに、NIFTY FEPSONフォーラムで、DARK_UMBなるものが
あることを知り、早速、ダウンロードして使わせていただきました。その説明
の中で、のてAのD400-D6FFとD800-DFFFが、実はRAMであることを知りまし
た。実は、私も以前からROMの解析を行っており、D400-D6FFとD800-D8FFを
BIOSで使用していて、一部RAMになっていることは知っていたのですが
0FFHで埋め尽くされていたために、全部がRAMではないと思い込み、バンク
切り替えのI/Oポートを探していたのでした。感謝>Apple2さん
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| 尚、当然のことですが、のてAのRAM領域などの非公開情報をEPSON|
|に直接問い合わせることは、絶対にしないで下さい。あくまでも、趣味の領域|
|とご理解下さい。 |
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このような背景で、A000以降に実在するRAMをDOS5のUMBとし
て認識させるためのデバイスドライバ[EMUMB]を作成しました。
のてA以外の機種でも使えますので、活用してみて下さい。
たぶん、V30マシンでもDOS5のUMBが使えるかも知れません。
−−>実現出来たらレポート下さい。
また、このパッケージには、DOS5のUMBを解析中に作成した、UMB
制御ツール[setumb]も入れてありますので使って下さい。