A COMPUTER NOVEL 第8弾 『仮面都市』
時あたかも暴力団にからむ不法な政治資金が社会的な問題となっており、最大派閥兼松
派の長である兼松幹事長は窮地にある。幹事長追い落としを狙うのは、対立派閥の長佐伯、 野党社民党のの指導者田中など数人。 幹事長の黒い資金元が明らかになれば、その背後にいる影のリーダー宇津木の地位も安泰ではない。そして佐伯は兼松と宇津木に関するなんらかの証拠、あるいは人物を握っているよう だ。 この事実が明るみにでれば兼松派は決定的なダメージを受ける。
平凡でうだつのあがらない中小企業のサラリーマン公新城裕は、拾った書類袋を届けた
ことによって大企業の部長に見出され、子会社の部長に抜擢される。 新しい仕事、新
しい恋人。 しかしその幸せは長くは続かなかった。 新城は身に覚えのない殺人の罪
を着せられる。 そして彼は誰とも知れぬ人物の援助で留置場から逃走する。
なんとしても殺人の冤罪をはらさなければ・・・・・・ こうして新城の逃走と真犯人
発見への放浪が始った・・・・・・